ちゅんだーは地上へ落下中、そして考える。

医学部受験に6年費やしても不合格した人。腐らず、マイペースに生き抜くのみ

日記は苦しみからの逃げ道

誰もが人生の1度や2度、耐え難いほどの苦しい日々を過ごすことがあると思う。

僕にとって最後の浪人の年が、今までの人生で一番辛かった。

毎日の勉強はもちろん苦しかったが、なにより僕を苦しめたのは、こんなに頑張っても報われない自分の人生を呪う気持ちと、先の見えない将来に対する不安だった。

そんな苦しい日々を過ごすには、逃げ道が必要だった。

僕の大好きな甘いコンビニデザートを食べて気分を落ち着かせたり、趣味の読書をすることで現実から抜け出したりするなどしていた。

その中で、最も僕を救ってくれた逃げ道は「日記」を書くことだった。

感じている不安、苦しみ、そしてかすかな希望を日記に書くことで、あの苦しかった時期を乗り越えることができたと今でも思う。

 

 

アピカ 日記帳 3年日記 横書き A5 日付け表示なし D307

アピカ 日記帳 3年日記 横書き A5 日付け表示なし D307

 

 

 

1 精神的に楽になる

日記を書くことで1番のメリットはやっぱり、精神的に楽になることだと思う。

自分の中にある苦しみや不安を日記に言葉にして吐き出すことで、自分の感情に整理がつき、思っていた以上に心が落ち着くことができる。

当時の僕は親元を離れ、一人で塾の寮に入って勉強をしていた。そのためすぐ近くに、僕の不安を話せる相手もおらず、また電話してまで親や友達に相談するのも悪いと思い、心のなかのモヤモヤをたまる一方だった。

そんな時、日記は自分の気持ちの唯一出すことのできる相手だった。

1日の終わりに、その日にあったことをすべて書き出し、そしてその時感じた思いを全て日記に書きだした。

たった、それだけのことなのに、書き終わった後は気持ちが落ち着ているのだ。

 

 

 

 2 自分の行動を見返すことができる

日記を書いて、あとから見直すことで、自分の考え方や感じ方の癖を見つけられるようになる。これは本当に重要だ。

何故なら人は自分自身について知ることは本当に難しいからだ。

当時の僕は自分でも何がしたいのか、将来どうなりたいのか、まったく分からずにひたすら勉強をしていた。

しかし日記を書いてから、過去の自分がどんなことを考え感じていたのかを知ることによって、自分が本当は受験に耐えられないぐらい追い込まれていることに気づいたのだ。

 

3 単純に読むのが楽しい

 そして何より、日記を読み返すのはとても楽しい!

浪人生の時に書いた日記の内容はとにかく「死にたい」「辛い」「もうムリ・・・」などのネガティブな内容で溢れている

当時の僕からしたら切実であったのだが、今の自分が読み返すと、あまりにネガティブな内容に少し苦笑してしまうと同時に過去の自分を褒めてあげたい気分になる。

「本当に頑張ったんだね。今は辛いだろうけど、大学に入ったらとても楽しいよ!」と過去の自分に伝えたくなってくる。