ちゅんだーは地上へ落下中、そして考える。

医学部受験に6年費やしても不合格した人。腐らず、マイペースに生き抜くのみ

先生に辛い言葉を言われても、自分を責めないでいい3つの理由

学校や塾で先生から、傷つくような辛い言葉を言われことはないだろうか。

自分は今でもある一言を思い出すことがある。

 

「君には知性のかけらもない。」

 

そう塾の先生から言われたのは、大学の前期試験が終わったあと、当時通っていた塾で翌日に行われる面接のための対策を行っていたときだ。

 

そして面接対策として模擬面接を行ったあとに、言われたのがこの言葉だった。

正直、これ以上にないほどにこの言葉にショックを受けた。

次の日が面接という緊張のなか、自分には知性がないと言われたことで、自分を責めてしまい、ついには自分には医学部を受ける価値はないのではないかと思うまで落ち込んでしまった。

自分と同じように、辛い言葉を言われ自分を責めるような経験がある人いるだろう。

しかし本当は辛い言葉を言われたとしても、かつての自分のように必要以上に責める必要はないといまでは思っている。その理由を挙げてみます。

 

 

先生も自分達と同じ一人の人間

学校や塾に通っていると、先生が神様のように常に正しいと思うことも多い。

だからこそ先生の言うことを真剣に受け止め、彼らの言葉に傷つくこともあると思う。

しかしどんなに偉くて頭の良い先生であっても、自分達と同じ1人の人間なのだ。

時には間違いをすることもあるし、本当は性格的にダメな人かもしれない。

話は変わるが、自分の通っていた塾にもいろんな先生がいた。

生徒の兄貴分として慕われていた先生が、実は20歳も年下の教え子と内緒で付き合っていて、それがバレて問題になった際、自分達の前で土下座したり、またある先生は生徒にセクハラまがいのことを言って、塾をクビになるなど、人間的に少し残念な先生もいるんだなあと感じた。

つまり彼らも人である以上、あなたに言った言葉の全てが当てはまるわけではない。

 

辛い言葉をチャンスに変えることが可能

「君には知性のかけらもない」

そう言われたとき、あまりにもショックで、トイレの個室に駆け込んで、1時間ほど泣いてしまった。何故なら自分自身に対しての暴言だと感じたからだ。

しかし後になって考えてみると、確かに先生の言い方は少しキツ過ぎたのかもしれないが、面接対策で自分が述べた医学部の志望動機やその他の質問に対しての答えが、子供っぽかったのも事実だ。

つまり先生の言葉は、実際には自分のその子供っぽい受け答えに向けられていたのであって、自分の知性や存在そのものを否定する意図はなかったのではないかと今では思っている。

その時はショックを感じたとしても、実際には自分の欠点や改善点を直すことのできるチャンスかもしれないのだ。

 

あなたの全てを否定することはできない。

人は強い言葉で否定されたとき、自分の存在そのものを否定されたように感じることがある。

もしそれが自分を教えている先生や、尊敬している人だった場合はなおさらである。

しかし、たとえどんなに優秀で立派な人でさえも、あなたの全てを否定することはできない。

何故なら、彼ら見ているあなたの姿は、あなた自身の一部にしかすぎないからである。

 人は1つの言葉で、決めつけられないぐらい複雑な存在だ。

特に毎日の勉強や合格への不安から常にストレスを感じる浪人生は、その複雑さがはっきりと表れるように感じる。

周りから頭も良く、性格もスタイルも良いと言われていた人が、実は不正な手段を用いて全国テストの成績を上げていたり、周りから不真面目だと思われたいる人が、実はかなりの努力をしていたなど、多くの例を挙げることができる。

つまり誰でも、他の人からは見えにくい一面を持ってる。だから辛い言葉を言われても、それはあなたの一部分のことを言っているだけで、あなた自身が否定されているわけではない。