ちゅんだーは地上へ落下中、そして考える。

医学部受験に6年費やしても不合格した人。腐らず、マイペースに生き抜くのみ

もう勉強に飽きた!!そんな浪人生が知るべき原因と対策を教えます!

浪人生を過ごすうちに、いろんな障害に立ち向かう必要がでてくる。

具体的には、成績が伸びないという不安、毎日の勉強に対するストレス、周りからののプレッシャー、すでに大学に入学した友人への嫉妬、そして人によっては塾内の人間関係などだ。

その障害のなかで、僕が最も苦しんだのは「勉強への飽き」である。

現役や浪人したてのころは勉強に飽きるということはなかった。

むしろ張り切って勉強していたのだ。

しかし、月日が経つにつれて、徐々に勉強に対して飽きるようになっていった。

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勉強に飽きると、勉強自体に集中でできなくなり、また勉強時間も以前よりも少なくなってしまう。

読書やスポーツなどの趣味が飽きるのとは違い、浪人生にとって勉強が飽きるのはかなり深刻な問題だ。

趣味に飽きたら、そのまま放置していればいい。

しかし浪人生は勉強に飽きようとも、合格するためには勉強しなければならないからである。

だから浪人生にとって、いかに勉強に飽きずに、また飽きたとしても質の高い勉強をどのように継続するかを工夫することがとても重要である。

 

 

何故勉強に飽きるのか?

そもそも、なぜ勉強に飽きてしまうのだろうか。

それには理由が2つある。

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理由1 同じ教科を何度も勉強しないといけないから

その1つが、大学受験では限られた範囲のみを、繰り返し勉強する必要があるという点である。

受ける学部によるが、多くてもセンター試験で5教科、二次試験で3教科を必要とされる。

1年間という短い期間であれば、全部をやり切るのは大変だ。

だから現役生や浪人1年目の人たちが、勉強を「やる気がない」という気持ちにはなるかもしれないが、勉強に「飽きる」ということはあまりないと思う。

しかし、僕のように何年間も浪人して勉強を続けていると、どうしても同じ内容を1回ならず何十回も繰り返すことになる。

すると「ああ。また同じ分野やるのかよ・・・」と感じるようになり、最終的には飽き飽きするようになり。

この同じことの繰り返しが飽きることの原因の1つである。

 

理由2 基礎はつまらない。

そして理由の2つめが、受験勉強で最も多くの時間を費やすのが、基礎分野の勉強ということである。

 

tundernation.hatenablog.com

 

この記事に書いたように、浪人生であっても現役生と同じように、基礎を初めから勉強する必要がある。

基礎をしっかりと理解し、覚えていなければ、合格に至るまでの学力を伸ばすことが難しくなるからだ。

しかし正直な話・・・

 

 基礎って単純でつまらないのだ!

英語だと単語、熟語、文法。数学だったら計算問題や公式の証明とかかな。

 

重要なのはわかっているが、あまりに単純で地味である。

そのため、やっても達成感もなにもなく、 だんだんやるのに飽きてしまう。

この基礎分野の単純さと地味さ。これが理由の2つめだ。

 

「飽きる」ことへの対策について。

ではどうやったら「飽きる」のを抑えて、勉強を続けることができるのだろうか。

実際に僕が浪人時代にやっていた対策や、大学に入ってから学んだ対策などを紹介したいと思う。

 

方法その1 勉強の環境を変える。

どんなに飽きようとも、勉強の内容自体は変えることはできない。

であるなら、勉強する環境を変えるのは1つの方法だ。

たとえば、日ごろから勉強している自習室から別の自習室、もしくは近くの図書館やカフェなど、勉強する場所を変えるなど小さい変化はすぐにでも可能だ。

さらにいえば、通っている塾自体を変えることもオススメだ。

塾を変えるのは、ハードルが高いが、僕の経験上かなり有効と感じる。

僕は地元では大きな規模の塾に数年間通っていた。しかし、同じ講師の下で、同じことを毎年繰り返していると、どうしても飽きてしまった。

そこで翌年は大手の塾へと変えたのだが、想像以上に勉強に励むことができた。

 

 

方法その2 勉強の「ゲーム化」

 すぐにできる対策としては勉強の「ゲーム化」である。

司法試験対策の塾を経営する伊藤真さんの著作「続ける力」には勉強のゲーム化について以下の事が書かれている。

 

続ける力―仕事・勉強で成功する王道 (幻冬舎新書)

続ける力―仕事・勉強で成功する王道 (幻冬舎新書)

 

 

中身は変えずに、簡単なことを「挑戦しがいのある難しいこと」に、「退屈なこと」を「楽しできるめること」に転化する工夫のひとつが、「ゲーム化」です。

とはいっても、特別なしかけが必要なわけではなく、「一定の時間で、何問解けるか」「一定の課題をどのぐらいの時間でクリアできるか」といった、タイムルールを設定するだけでも、かなり新鮮な気持ちで取り組めるようになります。

 

 要するに、勉強に「時間制限」や「ルール」、「ペナルティ」などを設定してすることで、高い緊張感や、新鮮な気持ちで取り組むことである。

実際に勉強に時間制限を取り入れるのはかなりの効果がある。

 

tundernation.hatenablog.com

 

この記事でも紹介した「ポモドーロ・テクニック」も一回の勉強に約25分の時間制限をかけることで、集中力を高めることを目的とした勉強法だ。

他にも協力してくれる友人がいるなら、ペナルティ有りの問題の出し合いなど、まさしく対戦ゲーム感覚で勉強するのも、オススメする。

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実際にこんな風に勉強がゲームになったらなあ・・・

 

 方法その3 リセット化

その名の通り、浪人を始めるごとに問題集や教科書を別のモノに買いなおしたり、ノートを最初から取り始める、つまりリセットすることだ。

確かに、1年間使用した問題集や参考書にどこか愛着が湧いたりもするし、書き込みなどで自分専用のモノとして効率的になっているかもしれない。

しかし、もしおなじモノを使うとなると、また去年と同じことの繰り返しという気持ちが強くなってくる。

おなじことの繰り返しという気持ちが、飽きることを加速させる。

だから、リセット化によってまた新鮮な気持ちを取り戻して、1年間勉強に励むのもオススメである。

 

まとめ

浪人をしてる上で、多少なりとも勉強に飽きてしまうのは自然なことだ。

勉強するのが楽しいという人なら再び勉強への意欲が出てくるかもしれないが、僕みたいな嫌いな人にとっては、飽きてしまうとそのまま勉強しなくなってしまう恐れがある。

だから、以上に書いたような「飽き」への工夫をすることで、少しでも飽きることなく勉強を続けられるようにするのが大切である。